特別扱いして欲しいわけじゃない

マニフェスターは少数派。いわゆるマイノリティー。

そこならではのジレンマを知ってもらいたいという思いも込めてこのブログを作ったけど、決して「特別扱いして欲しい」というわけじゃない。

私は生まれた時から色んな部分でマイノリティーに属しているから特にそう思うんだけど、例えばLGBTの人だって、在日外国人だって、少数部族に属する人たちだって、RHマイナスB型の人だって、目・髪・肌の色が多くの人と違う人だって、「特別視」「特別扱い」されたいわけじゃなく、「普通は」「一般は」で斬って欲しくないだけ。

どちらかというとその「普通」の枠を広げて欲しい。

単なるタイトルで一括りにして欲しくない。そこにリスペクトは持って欲しいけど、みんなそれ以前に「1人の人間」であることには違いない。大多数派に属する人だって、少数派に属する人だって、そこへの思いは同じだと思う。

私にとっては、そういう「アイデンティティー」は、あくまでも「自分の一部」にしかすぎない。それが全てじゃない。大事な「一部分」。ただそれだけのこと。そこだけ取り上げて、特別扱いされるのは、「なんだかなぁ」でしかない。少数派しか経験出来ないことに興味を持って「どんなの?」って聞かれる分には全然問題ないんだけど、それも人生経験の一部でしかないんだから、「だから特別」「だからすごい」は逆に…んー。別に努力してそうなったわけでもなく、生まれついたところがそこだっただけの話なんだけど…。

人は誰だって、1人1人がユニークで唯一無二の存在だと思うから、例え多くの人と同じに見えたって、絶対違うし、異なってる。同じ環境、同じ経験をしてても「感じ方」「考え方」「価値観」はそれぞれ全く同じってわけでもないし、物事の得手不得手も違う。それがその人の「特別」であり、同時にそれが「普通」であると思う。

みんなバラバラ!って思うと、「それで普通」になるし、そういうのが私は理想だなー。

以前、SMAPの「世界に一つだけの花」という歌が流行ったし、そのメッセージ性が大いにもてはやされたけど、私には「それが普通やん。何を今さら…」だった。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする